行列を長くする方法

7月11日の「ソフトバンク表参道」店には長蛇の列ができ、おそらく全てのマスコミがこれを繰り返し報道しました。
これは孫正義社長の作戦勝ちです。


普通の経営者の考えは
・行列が膨らんで混乱が起きないように販売店を複数に分散させる。
・予約を受け付けて当日行列しなくてよいようにする
などで混乱を避けることを考えます。

ソフトバンクも当初は全国で11日12時から発売と発表。予約も受け付けていました。
しかしその後「11日7時より先行発売。予約は受け付けない」と発表。
これは日本で11日の午前中にアイフォーンを買えるのは「ソフトバンク表参道」店の一カ所だけという状況を作り出しました。
行列に並ぶような人たちは少しでも早くアイフォーン手に入れたい人でしょうから、7時から発売開始の店と12時から発売開始の店があれば前者に並ぶでしょう。これで普通なら首都圏中に分散するはずだった行列を一カ所に集めてしまったわけです。なんと名古屋などの遠距離からも行列に参加する人が現れています。

異常な規模の行列が出来ればマスコミもただ報道するだけでは済まなくなります。

こうして孫正義は世間とマスコミを手玉に取ったわけです。ワンマン社長ならではの奇策。普通の経営者にはできません。
さすが・・・