いまどきの柔道

柔道女子48kg級準決勝「ドゥミトル VS 谷亮子」は何度も放映されたので見る気がない人でも見てると思います。
で、多くの人が同じようなことを考えたんじゃないでしょうか?

「これ柔道?」


自分がイメージしている「柔道」とは全然違います。もの凄い違和感があります。いや他の選手、他の試合ならここまで違和感を感じなかったでしょう。

金メダルも複数とった実績があり日本柔道界にこの人ありといえる谷選手のオリンピックの準決勝の試合でこの様相だからこそ強烈な「違和感」を感じたのでしょう。

谷選手やドゥミトル選手など個々の選手にに文句を言うつもはありません。

でもあの試合は象徴的でした。

今の国際試合の柔道はTV放送を意識してカラー柔道着を導入したり、畳のラインを改定してリしています。でもあの試合はTVに耐えないでしょう。いやいやTVでなくても「見たい試合」にはなってません。たぶん試合をした当人にも「したい試合」になってないでしょう。
いっそのこと、あのような試合は両者失格なんてのもありかも知れません。失格はいやだから必死で組み合うようになる・・・かも。そんなやり方は伝統的な柔道から見れば不自然かもしれませんが「あの試合」よりマシでしょう。TV放送の側から見ても同じでしょう。



それはそれとして・・・国際柔道は日本の伝統的柔道から随分離れているように思えます。まるでレスリング・ジュードースタイルのようです。

いっそのこと、国際柔道(インターナショナル・スタイル)と伝統柔道(クラシック・スタイル)に明確に分けてはどうでしょう。