どこでもWi-FiとiPod 活躍す

昨日のこと、バスに乗ってる間も「どこでもWi-Fi」と「iPod Touch」でネットを利用しまくってた。バッテリーの持ち具合や移動体での使い勝手を確認するため。個人的なロードテストだ。

バス停に停まるとバス停に居た老婆が降り口の前ドアの外から運転手に話しかけている。

このバスの直前のバスから降りたが、降りたあとにサイフをバスの中に忘れた事に気づいたとのこと。

落とし物はバスの終着の営業所で取り扱われる。走行中の路線バスに連絡はできないので営業所に連絡して対応してもらうことになる。

ところがそこは複数の路線が合流/分岐するカナメとなるバス停で多くの路線が通っている。老婆が乗ったバスの最終行き先が分からないとどの営業所に連絡するか、どのバスを調べればいいのか手配ができない。

しかし老婆を見捨てる訳にも行かないので、老婆が降りたバスを何とか突き止めようと、運転手は携帯で会社と連絡を取りがら、しかし半ば途方に暮れている。

バスは20人くらいの乗客を乗せたままバス停に停まって出発出来ないでいる。乗客は未だ平静だが出発する目処が立たないのでこのままではマズイことになりそうだ。


そこで私は動いた。
西日本鉄道の路線バスには『バス接近案内[バスナビ]』というものがある。パソコン/携帯電話等を使い、乗ろうとしているバス停に来るバスがどこまで接近している(手前のどのバス停を通過済み)かを教えてくれる。
これには直前に通過したバス1本の情報も表示される。
これを見れば直前にこのバス停を出発したバス(=老婆がサイフを忘れたバス)を特定できる。

乗車して以降、どこでもWi-FiiPod TouchでWebを利用していたのでそのまま西鉄バスのバス接近案内を開いて、「このバス停」から「次のバス停」に向かうバスを調べ、直前に通過したバスを特定し、運転手に伝えた。

これは実は運転手氏が会社に連絡を入れているその携帯電話でも出来るのだが、バス接近案内をこの目的に利用できるとは気づかなかったようだ。



見ていた人は「何だかよくわかんないけどiPhoneって凄い」とか思ったかもしれない。本当はiPhoneではなく「どこでもWi-Fi」+「iPod Touch」なんだけど・・