「どこでもWi-Fi」の心配事、バッテリーの持ちをテスト
「どこでもWi-Fi」はエネループ4本で駆動される。
1セット(4本)のバッテリーで連続稼働する時間は公称(約)2時間50分。
impressのライターのテストで3時間4分
http://bb.watch.impress.co.jp/cda/shimizu/24978.html
連続稼働約3時間がリアルな数字だろう。外出先で使うには予備の電池が数セット必須に思われる。
だが実際にiPod TouchiやEye-Fiを挿したデジカメで毎日使ってみると予備の電池を使わない日が多いことに気づく。
一番の理由は「どこでもWi-Fi」より先にiPod Touchのバッテリーが切れてしまうこと。
iPod Touchは無線LANをONにしてガシガシ使ってるとバッテリーの消耗が速い。
それにEye-Fiを挿したデジカメはEye-Fiの写真送信が完了したことが分からないので迂闊に電源を切れない。
このためデジカメの自動電源OFFは無効にしてあり、このことでデジカメのバッテリーの消耗も気になる。
相対的に「どこでもWi-Fi」のバッテリーの消耗は全然気にならなくなってしまうのだ。
もう一つは、impressのライターのテストの連続pingのような過酷な使い方はしないからだろう。
予備の電池は1セットあれば十分安心。複数セットは不要と思われる。
もし万一1セットで足りなくても単3アルカリ乾電池は容易に入手できる。
ところで「どこでもWi-Fi」の設定画面に無線LANの電波出力を100%,75%,50%,25%に調整する設定項目がある。
デフォルトが100%だが25%にすればバッテリーの持続時間が延ばせそうな気がする。
そこで、連続pingよりは現実的なテストプログラムを作ってテストした。
検索、ポータル、ニュース系などのサイトを30箇所リストアップ、
それらを2秒おきに順にIEで読み込み、
通信が成立していればタイムスタンプをログファイルにはき出すものだ。
結果、
電波出力100%で3時間1分58秒
電波出力 25%で3時間2分52秒
ほとんど誤差としか思えないし、元々数秒くらいの誤差は平気で出るアバウトなテストプログラムなのでこの差に意味は見いだしにくい。
impressのテストと合わせて考えればバッテリー残量に関係なく連続運転3時間で自動停止する隠れ仕様があると疑いたくなる。
しかし、無線LAN電波出力25%で3時間稼働後自動停止したモノをしばらく放置の後、再度電源ONしても数分でバッテリー切れ(赤点灯)で電源が切れた。
隠れ仕様など無く本当にバッテリー切れということだろう。
出力を25%に変更後、再起動して変更が反映されていることも確認しているし、無線LAN電波出力は100%でも25%でもバッテリーの持ちに影響は無いようだ。
しかしいくらキッチリ充電したといっても購入時期(使用期間)が異なる2セットのエネループでこの程度の差しか出ないとは…
何か見落としているのではないかと不安で仕方ないのだが。