ちょいパソAK-PCAP1を乾電池駆動(続き)

 お問い合わせのメールをいただいたので回答がてら続きを書いておきます。

まず電池ケースだが、これは市販のおそらくどこにでもある単3乾電池6本直列(3本x2列)入りのものです。
一端に006p(9V)用のコネクタがついているのが便利ですが、そのあたりは自作でカバーできる範囲でしょう。






 電池ケースと本体コネクタの接合には、内臓充電池部分に最初から付いていたコネクタを流用したが下の写真のコネクタで適合する。福岡ならカホパーツセンターで手に入る。



 乾電池を取り付けるとキーボードが逆反りするわけだが、人さし指や中指でタイプしている限り、全然気にならない。案外良いかもしれない。




 ところで、この、ちょいパソAK-PCAP1にはPDAには当然有ると思われているサスペンド機能がない。電源ONかOFFかだけで、作業途中を維持したまま一時的に休止することが出来ない。このため作業を中断して〜再開するまでのインターバルが予想外に長くなる。これは計算外だった。
 しかしそれも慣れの問題だ。作業再開の時間(起動時間)は短くすることができないが、作業終了(電源OFF)の時間は短く出来る。データを保存したなら、シャットダウン操作でなく電池の接点を切れば良いのだ。そうすれば一瞬にしてシャットダウンは完了する。次回電源ONはゼロからからBOOTシーケンスを実行することになるが、元々それしか選択肢はないのだから不都合は無い。シャットダウンが一瞬で終わるというだけでも楽は楽だ。

 くれぐれもデータをセーブすることは忘れずに。


だが、このシャットダウンを覚えてから「ちょいパソAK-PCAP1」は、なんだか良い買い物だったような気がしてきた。最初から乾電池駆動を前提にした製品にしておけば、高価なリチウム・ポリマー充電池とACアダプタの分、コストダウンできたのに。