ようやく電子ペーパーの電子本リーダー

 液晶でなく電子ペーパーを使った電子ブック端末がようやく国内一般向けに出てくる。
ソニーの「リーダー」(シンプルな名前だ。好感が持てる)

 この手の端末は「液晶」画面でなく「電子ペーパー」画面でなくては駄目だ(嫌だ)。目に優しく、書き換え時にしか電力を必要としない=バッテリーのもちがよいのが特徴。

 アップルのiPadやシャープのGALAPAGOSは液晶だしデカくて重い。今回発表されたソニーの「リーダー」なら小さく軽く電子ペーパーでバッテリーのもちも十分。スタート時点で2万冊用意されているらしいが、数も大切だが中身はもっと重要。自分が読みたいものが有るか無いかの方が問題。その辺は発表を待たないと何ともいえない。

創元社の「知の再発見」シリーズや、講談社の「ブルーバックス」などが一気にラインナップされていれば嬉しいのだが。さららにシリーズ物なら例えば10000円を前払いしておけば25冊購入できる…とか購入方法にも工夫があると嬉しい。

 でも今回のソニー「リーダー」は買わない。Wi-Fiなどで「リーダー」単体で本を購入できないのは不便だ。いちいちパソコンでダウンロードし「リーダー」に転送しないといけないのは不便だ。

 いや、分からないでもない。電子ブックにコンテンツ(本)をダウンロードするときにしか使わない無線LAN機能を組み込むのは効率が悪い。Webブラウザーを積んでインターネット端末としても利用できるようにすれば…電子ペーパーは書き換えが遅いのでブラウザーには向かない。動画/アニメーションは無視しないと使いものにならないだろう。でもWebメールやRSSリーダーTwitterくらいなら十分使えると思うんだ。Wi-Fi搭載バージョンの「リーダー」が出たら即買いすると思う。