被災時にスリッパは危ない

 東北の津波の後も関東甲信越や東海で地震が起きている。震災はこの先も起きるだろうし、それは当然のように突然やってくる。
避難する時に十分な装備ができるとは限らない。その装備の中の足元。しっかりした靴で逃げたいが、スリッパしか無かったということもある。
スリッパは被覆範囲が狭く脱げ易いのが難点。


さらに踵の部分がパタパタしてしまうのも問題。
このパタパタが何かに挟まって転倒してしまう危険がある。
ルームシューズなど呼ばれることもある踵まであるスリッパだと良いのだが


案外売ってない。

もし被災してスリッパ履きで避難しなければならなくなったら「スリッパの上から靴下を履く」も検討してほしい。

この方法ならスリッパは脱げにくいし、踵がパタパタしないから何かに挟まって転倒ってのも防げるし、


裸足にスリッパを履くのはスリッパの素材によってはちょっと嫌だがまぁ仕方ない。そして、その上から靴下を履く。

予備の靴下を枕の下に忍ばせておけば、まず靴下を履き、その上にスリッパを履き、さらにその上に予備の靴下を履けばよいだろう。枕元に靴下を忍ばせておくなんてクリスマスには誰でもやってること。それを災害に備えて日常にやっておくだけだ。
枕の袋の中に新品の靴下を何足か入れておくといいだろう。軍手の代用品にもなる。