エイプリルフールのネタ

 japan.internet.comに「インターリンク、枯渇問題に揺れる IP アドレスの仮想化に成功??」という記事がある。
http://japan.internet.com/busnews/20110401/9.html

タイトルの末尾に「??」と付けていることからjapan.internet.coではエイプリルフール・ネタと認識しているようだ。
 気になったのは当のネタの発信元のインターリンク社の反応。

japan.internet.comの取材時点では、ネタのページの画像がこれ↓



ところが、私が見たときはこれ↓



中段右に赤円星に「Click!」となっているが、元は「詳細はこちらから」と地味な表記だった。


ここをクリックすると「エイプリルフールのネタ」であることを告白する画面が現れる。



気になったのはなぜ途中でデザインを変更したのか?

ちょっと想像してみた。



 インターリンク社はインターネット接続サービスやレンタルサーバ−などを運営している。そういう会社だけあって、ネタのページへのアクセスはしっかり監視していたと思われる。

 ところが、監視していると気になる現象に出会った。

 ネタ・ページへのリクエストに比べて、ネタ告白画面へのリクエストが極端に少ない。これでは多くの人がネタであることに気付かないのでは?

 検討の結果、多くの人が(1)ネタであることを見抜いている(B)ネタであることには気付いていないが技術的は話をされても理解出来そうにないので詳細には興味がない、のどちらかなのだろう。

 (A)の方ばかりなら放置してよいが、(B)の方なら対策した方がよいだろう。 よし、素人ほどついクリックしてしまうと言われる赤円星のClick!サインにしよう。

と社内で検討されたかどうかは知らないが、途中で変更があったのは事実だし、一旦公開したネタに変更を加えた以上、何らかの原因があり、検討が行われたであろうと推察されます。

 しかし、仮に上記のようなリクエスト数の差があったとしても。問題の根源は別のところにあったかも知れない。それはネタページと告白画面のURL

ネタページが
http://www.interlink.or.jp/april_1_2011/
告白画面が
http://www.interlink.or.jp/april_1_2011/#next
 エイプリルフールのネタであることを告白しているのは別ページでなく、同じページの中、途中に長い空白があって、下の方に続きがある。 だから[詳細はこちらから]をクリックしなくてもスクロールだけでたどり着ける。
 さらにクリックしたとしても同じページの中なのだからブラウザによってはサーバにリクエストを送らないでスクロールするだけかもしれないし、ブラウザがサーバにリクエストを送っても、途中のプロバイダのプロキシサーバーやキャッシュサーバーがページデータをキャッシュから返して、大元のサーバーにリクエストを送ってないだけかもしれない。
 そうするとインターリンク社のサーバでアクセスカウントに大差がついたのも当然と言える。

あくまで個人の想像だけど。でも、変更が加えられた以上はインターリンク社で何かが有ったということは間違えないと思う。