無能な総理か有害な総理か?

有能な総理大臣と無能な総理大臣。国(国民)にとって有害なのはどっち?
有害な総理大臣と無害な総理大臣。国(国民)にとって有益なのはどっち?

有能で有害な総理大臣と、無能で無害な総理大臣の2択なら迷うかも知れない。しかし無能なうえに有害な総理大臣なら迷うことはない。断固排除しなければならない。 後任の総理大臣は必ずしも有能である必要はない。有害でなければよいのだから。 総理大臣として有能でなくても閣僚/官僚が自分達の仕事ができて政府としてマトモに機能してくれれば、総理大臣自身は有能な指導者である必要は無い。調整役タイプでもよいのだ。

正しいはずの方針/指針/政策でも、有害な総理大臣がそのそれを指示あるいは支持したことによって前に進まなくなってしまう。 方針/指針/政策を人質にとって延命を謀るような総理大臣の下では、正しい方針/指針/政策も実を結ぶとは思えない。 元々存在した「将来的に脱原発派」が、菅総理がそれを言い出した途端に沈黙してしまったのは、この人の延命のために利用されるだけだと踏んだからだろう。 いくら正論を吐いても与党ですら、自らの内閣の閣僚ですら同調していない。 これは正論だからといって、悪魔との取り引きを正当化することはできないと認識しているからだ。いや言い過ぎだ。申し訳無い。

菅総理が唱える脱原発はあくまで将来的な話しだ。今のタイミングで期限付きで議論する必要があるのか? 今止まっている原発を再稼働させないという話なら早急に期限付きでの議論も頷ける。 しかし、 今止まっている原発の再稼働を認めたうえでの将来の話なら今、期限付きで議論する必然性は無い。もっと先に処理すべき案件が進んでないではないか。 そういった案件まで人質にとっていては同調するのは本当に極一部の人達だけだ。(誰でしょう。思い出してみましょう)


それにしても、大震災/原発事故が起こったのが菅総理の時だったのは国民にとって不運だったのか?それとも、誰が総理であっても自民党政権だったとしても危機に対する対処は大した差なかったのか?考えても無駄なことではあるが考えてしまう。