しゃべるiPod

以前、小さなMP3プレーヤーを使っていた。
CreativeのMuVoUSBメモリーのようにパソコンに挿して普通のファイルをコピーするように曲ファイルをコピーするだけの手軽さが良かった。
AppleiPodSONYWalkmanだと専用ソフトを使わないと曲の入れたし消したりが出来ないのが不便だった。

しかしMuVoは液晶ディスプレーが小さく見難い。操作メニュー自体はアイコン表示なので見難いことはないのだが曲名表示が見にくい。

せっかくサウンド機能中心のデバイスなのだから読み上げてくれればいいのに。ついでに操作メニューも読み上げてくれればポケットの中から取り出すことなく操作できるのに。

他の機器と異なりイヤホンを使うことが前提なので音声案内が周囲の人に聞こえる心配もなし。技術的な問題も、社会的な不都合も無いように思えるので、(音声案内つきマザーボードの例もあり)アジアのメーカーが他社との差別化のために出すんじゃないかと思っていた。


反面、問題があることも気づいていた。
「恋歌」をなんと読む?「レンカ」?「こいうた」?
。 「1/2」は「1月2日」それとも「2分の1」?

どう読んでもいいわけだが作者によって決まっている。
正しい読みをMP3プレーヤー自身がわかるわけがない。
いやいやそれ以前に「かな→漢字」変換でもそれなりの容量を必要とするに「漢字→よみ」変換なんかMP3プレーヤーに載せられないだろう。

これを実現するにはCDの曲名や歌詞やジャケット写真と同じ要領でネット上から正しい「読み」拾ってくる仕組みがあればいい。

iPodの場合はiTune(ソフト)とiTunesSTORE(ネット上のサービス)を組み合わせれば実現可能だろう。


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