3Dは飛び出すだけじゃないんです

 先日初めて3Dテレビの店頭デモを覗いて見た。専用メガネがスタンドに固定されているヤツだ。たいてい誰かが使ってる。後ろに並んで順番待ちするようなモノでもあるまい。 それがたまたま空いていたのだ。

 3Dの宣伝では、よく飛び出す映像が強調されるけど、そういうシーンが常にあるわけじゃない。で、感じたのは「奥行き」。遠くは遠くに、近くは近くに自然に感じる。

 2Dテレビの場合、テレビ自体は奥行きを表現できない。観てる人間が脳内で経験を元に奥行きを再現している。だから通常は2Dテレビでも不自由は無いんだけど、見たこともない風景の場合は脳内の奥行き再現がうまく行かない場合もある。その点では3Dテレビもありかな。今は買う気ないけど専用メガネが不要になり普及価格になれば・・・5年後くらいに生きてれば買ってもいいかな。

 今どき音楽を聴くのにステレオなのが普通なように映像を見るのに3Dが普通になるんだろうな。だって現実世界は3Dなわけで、従来のテレビが2Dなのは単に技術上の問題で3Dが難しかったから。機械側の都合に過ぎないのだから。